電力系統における新エネルギー拡大のための課題と展望 概要 社団法人 電気協同研究会 平成20年度研究討論会 テーマ:『電力系統における新エネルギー拡大のための課題と展望』 開催の要旨 地球環境問題の解決に向けては、各種の施策が検討されているところです。電力分野においても、風力発電や太陽光発電等の開発が進められており、将来、これらの新エネルギー電源が大量に普及することが予想されます。 ところで、これら新エネルギー電源は、各々電源としての特性が異なっており、電力系統に多量に接続された場合には、周波数変動の拡大、ローカルな電圧変動など従来の大電力系統を維持運営する方法のなかでは予想し得なかった影響が顕在化してくる可能性も指摘されております。 そこで、本年度(平成20年度)の討論会では、以下によりこれら新エネルギーの電力系統への大量かつ円滑な導入に向けての動向・課題・将来技術について展望し、これにより関係者におけるより深く、かつ、幅広い問題意識の共有化を図ることに資することを目標としております。 1)各種新エネルギーの普及の現状と展望、技術的課題の紹介 2)これらを系統に接続するにあたって、電力系統としての技術的な課題解決のための取組の現状および将来動向の紹介 3)関係者における全体的な討論