概要:
(開催の要旨)
近年、ロボットや生成AIに関するデジタル技術は飛躍的に進展しており、令和6年元日の能登半
島地震ではドローンや四足歩行型ロボットが被災地支援に貢献するなど活躍の場を拡げている。我
が国においても、昨年度からデジタルライフライン全国総合整備実現会議が開催され、官民一体の
取組みによりさらなる社会実装が期待される。
一方、社会インフラ事業においては、人材の不足や設備の高経年化、災害の激甚化といった課題
が顕在化している中、現場作業の自動化や安全な作業環境の構築を見据え、ロボティクス活用への
期待が高まりつつある。ヒトとロボットの協働を実現するためには、ありたい未来像を描き、その
実現に至る道筋を明らかにしておくことが重要となる。
そこで、令和6年度研究討論会では、「ロボティクスの動向と社会インフラ事業における未来像
」と題し、各分野でのロボティクスの活用事例を紹介するとともに、社会インフラ事業にもたらす
可能性やありたい未来像を実現するためのアプローチについて意見交換を行う。
【プログラム】
Ⅰ 挨拶 (13:00~13:15)
○主催者挨拶 :一般社団法人 電気協同研究会 会長 中村 幸一郎
○来賓挨拶 :経済産業省中部近畿産業保安監督部 近畿支部長 苦瓜 作 氏
Ⅱ 講演:ロボティクスの動向と社会インフラ事業における未来像 (13:15~15:55)
司会:野田 琢 氏((一財)電力中央研究所 グリッドイノベーション研究本部 副研究参事)
1.基調講演 (13:15~13:45)
題目「ロボティクスの普及を加速するAIフレームワークの未来像」
講演者:坂本 佳史 氏
(日本アイ・ビー・エム(株) IBM Research 技術理事 エッジコンピューティングCTO 博士(コンピュータ・サイエンス))
2.講演
(1)「なぜこれまで先端ロボットの社会実装は上手く行かなかったのか」 (13:45~14:15)
講演者:金岡博士
((株)人機一体 代表取締役社長 兼 立命館大学総合科学技術研究機構ロボティクス研究センター 客員教授)
〇休憩 (14:15~14:25)
(2)「グリッドスカイウェイの活動内容と
国内のドローン航路活用に関する動向」 (14:25~14:55)
講演者:足立 浩一 氏(グリッドスカイウェイ有限責任事業組合 チーフエグゼクティブオフィサー)
(3)「建設業界におけるロボティクスを活用した建設工法の高度化」 (14:55~15:25)
講演者:多葉井 宏 氏
(建設RXコンソーシアム 運営委員長 (株)竹中工務店 技術研究所 未来・先端研究部 主席研究員)
(4)「電気事業におけるロボティクス活用に向けた課題と展望」 (15:25~15:55)
講演者:一木 将人 氏(関西電力送配電(株) 電力システム技術センター 副所長)
〇休憩 (15:55~16:05)
Ⅲ パネルディスカッション (16:05~16:50)
テーマ:「社会インフラの維持・構築へのロボティクス活用に向けた課題と展望」
コーディネーター:野田 琢 氏
Ⅳ 質疑応答 (16:50~17:00)
【 参加料(報告書含む) 】
会員 :3,740円(税込み)
非会員:7,480円(税込み)