概要:
【開催要旨】
2018年北海道胆振東部地震による北海道全域での停電(ブラックアウト)や2019年台風15号による長時間停電の発生、昨今の記録的大雨による水害被害など、近年の激甚化・広域化する自然災害によって、被災地域の生活や経済活動に大きな支障をもたらしており、社会基盤のレジリエンス強化の重要性が再認識されている。
大規模災害に対応し得る社会インフラ・システムの早期構築が求められるなか、電力分野において、自然災害の頻発、中東等の国際エネルギー情勢の緊迫化、再生可能エネルギーの拡大等、電気供給を巡る環境変化を踏まえ、2020年6月に「強靭かつ持続可能な電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律」が成立、2022年4月より施行された。
一方、自然災害に対するレジリエンスを更に高めていくためには、社会インフラやシステムの強靭化に加えて需要家側の非常時における対策への取組みおよび社会インフラとの連携も重要となる。
そこで、自然災害に対する社会インフラにおけるレジリエンス強化の将来像と諸課題に焦点をあて、各種レジリエンス強化への取組みを紹介するとともに、今後必要となるアプローチについて、意見交換を行う。
【プログラム】
Ⅰ 挨拶 (13:00~13:20)
・主催者挨拶 :一般社団法人 電気協同研究会 会長 中村 幸一郎
・来賓挨拶 :経済産業省 商務情報政策局 産業保安グループ
電力安全課長 前田 了
Ⅱ 講演:自然災害に対する社会インフラにおけるレジリエンス強化の将来像と課題
(13:20~15:50)
司会:熊田 亜紀子(東京大学 大学院工学系研究科電気系工学専攻 教授)
1.基調講演 (13:20~13:50)
題目「自然災害に対するレジリエンスの強化」
講演者:池内 幸司(東京大学 大学院工学系研究科社会基盤学専攻 教授)
2.講演
(1)「電気自動車(EV)ポテンシャルによる自然災害レジリエンス強化の取組みと
将来展望」(13:50~14:20)
講演者:春山 美樹(日産自動車㈱ ビジネスパートナーシップ開発本部
リージョナルバイスプレジデント)
(2)「地産地消型地域マイクログリッドによる地域価値の向上」
(14:20~14:50)
講演者:齋藤 欽也(㈱東光高岳 GXソーリューション事業本部
副本部長 兼 UXアーキテクト推進部長)
(3)「NTT東日本の災害対策概要と社会機能維持に向けた取り組み」
(14:50~15:20)
講演者:田中 英二(東日本電信電話㈱
NW事業推進本部 サービス運営部 災害対策室長)
(4)「近年の被災からの学びを活かした自然災害レジリエンス強化の取組みと
将来展望」(15:20~15:50)
講演者:中村 敦(東京電力パワーグリッド㈱ 配電部長)
〇休憩ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(15:50~16:00)
Ⅲ パネルディスカッション (16:00~16:50)
テーマ:「社会インフラのレジリエンス強化における今後の展望」
コーディネーター:熊田 亜紀子
Ⅳ 質疑応答 (16:50~17:00)
【 参加料 】
会員 :3,300円(税込み)
非会員:6,600円(税込み)
以上